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　香川県がさぬき市造田是弘に新設する東讃地域の統合高校の開校時期が、２年遅れの２０３０年４月となる見通しだ。淀谷圭三郎教育長が県議会11月定例会で明らかにした。建設地の地盤が想定より軟弱であることなどが判明し、対応に期間を要するため開校を延期する。
　淀谷教育長は「東讃地域の新たな統合高校については、建物の棟数や配置、規模などの大枠を定める基本計画の策定と各種測量調査をしている。この調査の過程で、工業科や農業科に特有な整備に関する詳細な検討が必要となることや、建設地の地盤が想定より軟弱であることが判明した」と説明。今後の基本・実施設計や地盤改良工事で対応することになるが、当初の想定よりもさらに１年半程度かかると見込まれるため、28年４月を目指すとした開校時期は30年４月となる見通しだ。「今後も、用地の取得などをはじめ開校に向けた準備を進める」とした。
　氏家孝志議員の代表質問に答えた。

提供：建通新聞社