千葉市は29日開会の第4回定例議会で、一般会計補正予算案第6号、病院事業会計補正予算案第2号、下水道事業会計補正予算案第2号、農業集落排水事業特別会計補正予算案第2号について承認を要求する。一般会計で、都賀小学校大規模改造事業費に総額11億4630万円の3か年継続費を設定。年割額は、2023年度3億8180万円、24年度650万円、25年度7億5800万円。星久喜小学校と打瀬小学校の校舎等外部改修と小学校19校のトイレ改修工事費23億734万4000円を計上し、このうち16億3774万4000円に繰越明許費を設定。また、中学校3校の校舎等外部改修と中学校15校のトイレ改修工事費20億3686万2000円を措置し、同額の繰越明許費を定めている。小中学校の校舎等外部改修とトイレ改修工事は24年度に実施する予定。
さらに、小学校18校の給食室冷暖房設備整備工事費2億8780円、小学校6校のエレベーター設置工事費7億6290万円、小中台小学校校庭整備工事費9100万円、朝日ヶ丘中学校エレベーター設置工事費1億2210万円、若松中学校校庭整備工事費1億4800万円、市立千葉高等学校トイレ改修工事費3239万4000円、市立養護学校校庭整備工事費1億8200万円を計上し、同額の繰越明許費を設定している。
施工時期の平準化を図るため、24年度実施予定の市有建築物に係る工事13件、設計21件の発注・委託に、24年度までを期間とする限度額10億300万円の債務負担行為を設定。そのほかの債務負担行為は、旧高浜第二小学校跡地を活用した千葉大学サテライトキャンパス複合施設「はまのわ」改修等工事に限度額6700万円、亥鼻公園擁壁法面改修工事に限度額8000万円、仁戸名小学校と真砂第五小学校のエレベータ設置に伴う設計に限度額2491万3000円、扇田小学校ほか2校の各種改修工事に限度額1億2600万円、末広中学校ほか2校のエレベータ設置に伴う設計に限度額4348万7000円。期間は、いずれも24年度まで。
そのほか、ナラ枯れ被害木約640本伐採等対策費7000万円、千葉公園再整備道路冠水被害対策工事費1300万円を措置している。
補正により93億4138万7000円を増額し、一般会計総額を5050億8944万円とする。
3か年総額47億円増/新病院で継続費変更
病院事業会計では、幕張新都心若葉住宅地区小学校・公益施設用地内の美浜区若葉3―1―27ほかで実施する市立新病院整備事業について、建築資材価格などの上昇により、23〜25年度を期間とする継続費を変更。23年度分から35億8750万円、24年度分から95億1040万円を減額した上で、25年度分に178億4780万円を増額し、総額316億6970万円とする。整備スケジュールの変更に伴い、供用開始予定を26年春頃から同年秋頃に変更する。
補正により、収益的支出を5億3000万円増の253億2912万7000円、資本的支出を35億8750万円減の47億8880万3000円とする。
下水道事業会計では、浸水被害軽減対策費8800万円を措置。坂月第2調整池取水施設3か所の増設、二級河川支川都川仁戸名町地区の雨水施設計画の策定支援、千葉公園綿打池付近の雨水貯留機能の拡張・園路のかさ上げ・スロープの改修などを行う。そのほか、南部処理区下水道整備事業(宮崎雨水)における21〜25年度の5か年継続費を変更。23年度分に8億5500万円を増額するとともに、新たに24年度分に1億500万円、25年度に6700万円を追加し、総額31億円とする。
補正により、資本的支出について2億1300万円を増額し、総額を279億4248万9000円とする。
農業集落排水事業特別会計では、排水施設整備費3800万円を計上し、既定の予算と合わせた2億1800万円に繰越明許費を設定している。
補正により3800万円を増額し、農業集落排水事業特別会計総額を7億9265万7000円とする。