トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2023/11/22

【神奈川】県 11月補正予算案にゼロ県159億

 神奈川県は、11月21日に11月補正予算案を公表し、本年度の支出が「ゼロ」の県費債務負担行為(ゼロ県債)を設定した。設定額は159億0579万円で、過去最大だった2022年度を7億8000万円上回った。主な事業としては、老朽配水管リフレッシュ事業などに約63億円、道路補修費に約27億円の債務負担行為を設定しており、工事の総数は502カ所に上る。
 県では、ゼロ県債を活用することで工事の平準化を進めており、23年度までに平準化率(年度の工事平均稼働件数のうち4〜6月期の件数の割合)を「0・8」にすることを目標にしていた。平準化率は22年度に0・77となり、23年度に0・82、24年度も0・82と推移すると見込んでいる。
 補正予算案には、損害賠償請求事件の和解金として一般会計で1500万円を盛り込んだ。予算が承認されれば、本年度の一般会計の累計額は2兆2950億4700万円、総計で4兆7151億1100万円となる。
 業種別のゼロ県債の設定内容は次の通り(@箇所数A債務負担行為設定限度額B事業内容、事業箇所など)。
【建設業(工事関係)】
 ▽林道改良事業費他―@3A6793万円B舗装工、相模原市緑区澤井地内他
 ▽道路補修費他―@79A27億2800万円B舗装工、国道129号厚木市関口他
 ▽河川修繕費他―@47A12億9577万円B転落防止柵工、引地川(藤沢市鵠沼海岸5)他
 ▽高等学校施設整備工事費他―@6A12億7618万円B耐震補強・老朽化対策工事、監理業務、市ケ尾高校校舎(管理棟)他
 ▽交通安全施設整備費―@36A1億2000万円B道路標識製作設置工事、相模原警察署管内他
 ▽老朽配水管リフレッシュ事業費他―@64A62億9924万円B基幹管路更新工事6カ所、配水管改良工事47カ所他
【設計コンサルタント業】
 ▽道路補修費他―@33A4億5863万円B発注者支援業務、国道1号箱根町芦之湯他
 ▽河川改修事業費他―@49A9億1850万円B河川環境調査、中村川(二宮町川匂)他
 ▽高等学校施設整備工事設計調査費他―@3A3303万円B耐震補強・老朽化対策工事設計業務、横浜翠嵐高校柔剣道場他
【塗装業】
 ▽交通安全施設整備費他―@42A8億1886万円B道路標示塗装業務、相模原警察署管内他
【電気設備業】
 ▽交通安全施設整備費他―@28A5億7667万円B交通信号機改良等工事、環2駒岡交差点、13交差点他
【測量業】
 ▽河川修繕費他―@29A3億2111万円B定期縦横断測量、大岡川(横浜市港南区最戸1)他
【その他】
 ▽水源林整備事業費他―@39A5億5349万円B森林整備、足柄上郡山北町玄倉他
 ▽修繕費他―@44A4億3834万円B除草工、鳩川(相模原市南区新戸)他

提供:建通新聞社