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　埼玉建築士会青年委員会は22日、木材の利活用と地域で活躍する建築士をテーマとしたセミナーを、さいたま市内のレイボックホールで開き、会員をはじめとした県内の建築士およそ25人が参加した。
　セミナーの冒頭、あいさつに立った同会の丸岡庸一郎副会長は「きょうの講習が実り多いものとしてほしい」と期待。主催した青年委員会の島田義信委員長は、委員会活動について「皆で交流や情報交換しながら、こうしたセミナーでしっかりと学び、未来の建築を担う人材が育つ活動をしている」と紹介した。
　今回講師を務めた古川泰司氏は、東京都東久留米市でアトリエフルカワ一級建築士事務所を構えており、林業、製材、職人をつなぎ、地域の木を生かした建物の設計を行っているほか、木造コーディネーター、森林インストラクターとして広く活動している。セミナーで古川氏は、公共建築分野において木造化があまり進まないことについて「木造のことがあまり知られていない」などと指摘。木造建築の優位性や地球温暖化に貢献していることなどを語った。