高知県内の、2024年3月高校卒業予定者に対するハローワークを通じた県内建設業の求人数は9月末時点で506人となっており、対前年同月比1・2%減だった。産業別の求人数では、製造業や卸売業・小売業を抑えて建設業が最も多かった。全産業の求人数は9月末で1793人となり、対前年度比1・2%増。求人倍率は2・24倍で22年の2・21倍から横ばいとなっている。高知労働局がまとめた。
高知県内の24年3月高卒者に対する求人は6月1日にハローワークで受け付けを始め、7月1日から求人票を公開、9月16日に選考(内定)を開始した。
9月末時点での高卒求職者801人のうち就職内定者数は413人(内定率51・6%)で、22年度から5・3ポイント増加した。このうち、県内就職内定者数は278人(同48・9%)で、前年度から4・5ポイント増加した。若年人材の確保・定着を進めるため、県内就職の支援や雇用環境整備を進めている。
企業からの24年3月新規高卒者への求人状況について、建設業以外の主な産業別に前年比増減を見ると、製造業が408人から433人へ6・1%増で、特に輸送用機械器具、生産用機械器具などが増加した。卸売業・小売業が260人から255人へ14・5%減、医療・福祉が156人から125人へ19・9%減だった。
提供:建通新聞社