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　県農林水産部は、公共事業関係23億８５００万円の11月補正予算案の概要をまとめた。23年度国補正を取り込み、国土強靱化対策としてため池改修、農業用施設などの土地改良を中心に追加事業を積み上げた。
　11月補正案は29日開会の11月県議会（〜12月20日）に提案する。
　農地防災事業は９億２６００万円。新池（米子市）、岩坪（北栄町）など５地区のため池改修計画策定に７８５０万円を充てるほか、広岡（鳥取市）、谷奥（湯梨浜町）、松谷第３（琴浦町）など８地区のため池改修と実施設計に５億６１９０万円を追加する。
　また、湖山砂丘地区（鳥取市）の農業用管水路には１億円、農業用河川工作物応急対策は北条用水（倉吉市、北栄町）と安藤井手（八頭町）の各地区用水路改修、引地（湯梨浜町）の頭首工改修に計１億８５７０万円を付けた。
　ほ場整備（区画整理）は、山上（八頭町）１億６０００万円、淀江（米子市）１億８５００万円など６地区に計６億５４００万円。畑地帯総合整備は名和３期、中山３期（大山町）の２地区に計２億６０００万円を配分し、施設整備を進める。
　このほか、林道事業は窓山（日南町）、大平線（大山町）、西畑線（日野町）の３路線に測量設計費２０００万円、造林事業は県下の森林整備に４億７１００万円。農道事業は、米子地区の農道橋老朽化対策２橋に５４００万円を振り向ける。
　同部補正後の23年度農林公共事業予算は76億円あまりとなる。

日刊建設工業新聞