京都府は、令和6年から10年にかけての3巡目となる橋梁点検に基づく補修対象について、約133億円の予算が必要と見込んでいる。
点検費用は、京都府は1巡目(平成26年から30年)が9億5600万円、2巡目(令和元年から5年)が12億4900万円、府内市町村では1巡目が31億2000万円、2巡目が24億4900万円だった。
点検結果は、京都府が1巡目のうち判定区分W(緊急措置段階(通行止))が1橋(0・1%)、判定区分V(早期措置段階(要対策))が163橋(8%)、判定区分U(予防保全段階)が1135橋(52%)、判定区分T(健全)が874橋(40%)。2巡目は、判定区分Wが0橋(0・0%)、判定区分Vが113橋(6%)、判定区分Uが1159橋(65%)、判定区分Tが516橋(29%)だった。
府内市町村の点検結果は、1巡目のうち判定区分Wが7橋(0・1%)、判定区分Vが355橋(5%)、判定区分Uが4208橋(61%)、判定区分Tが2358橋(34%)。2巡目のうち判定区分Wが2橋(0・03%)、判定区分Vが231橋(4%)、判定区分Uが4069橋(69%)、判定区分Tが1555橋(27%)だった。
1巡目及び2巡目の橋梁補修は判定区分Vの橋梁のみ対象とし、1巡目では京都府が16億3000万円、府内市町村が17億4000万円、2巡目では京都府が115億2000万円、府内市町村では47億6000万円だった。
2巡目点検の結果、引き続き同規模以上の予算が必要であるとし、3巡目(令和6年から10年)の補修の予算は、京都府が約133億円、府内市町村では約67億円が必要としている。3巡目では、引き続きV判定橋梁に対処しつつ、増加傾向にあるU判定橋梁を補修対象に追加し、予防保全に本格着手していく必要があるとした。