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建通新聞社(中部)
2023/11/23

【三重】新名神6車線化など求め三重県らが要望活動

 新名神高速道路建設促進期成同盟会と新名神高速道路三重・滋賀建設促進県民協議会は11月14日、国土交通省を訪れ、こやり隆史国土交通大臣政務官に早期6車線化整備と全線早期整備に関する要望書を手渡した。こやり政務官は「リダンダンシー確保や渋滞対策など、その重要性は認識しているので、出来るだけ早く前へ進めていきたい」旨の回答があった。
 当日は、三重県側から服部浩三重県副知事、末松則子鈴鹿市長、諸岡高幸菰野町長、滋賀県側から三日月大造滋賀県知事、佐藤健司大津市長が出席した。服部副知事は新名神高速道路三重県区間が開通して以降、沿線の土地活用が活発化していることに触れつつ「6車線化によりさらなる利便性の向上や効果が高まることが見込まれる」とし「引続き6車線化の推進と未事業化区間の早期事業化」を要望した。こやり政務官は「6車線化の未事業化区間についても認識しており、しっかり調整していきたい。この地域の発展のため頑張っていきたい」と述べた。
 二つの要望書を見ると、四日市ジャンクション(JCT)〜亀山西JCT間の6車線化の早期事業化、亀山西JCT〜大津JCT(仮称)間の着実な整備をはじめ、大津JCT(仮称)〜城陽JCT・インターチェンジ(IC)間と八幡京田辺JCT・IC〜高槻JCT・IC間の早期完成などが盛り込まれた。
 同盟会は、愛知県と三重県の他、沿線自治体10市7町1村、名古屋港管理組合で構成する。一見勝之三重県知事が会長、大村秀章愛知県知事と河村たかし名古屋市長が副会長を務める。協議会は三日月大造滋賀県知事が会長、一見勝之三重県知事が副会長を務め、両県の沿線自治体などで構成している。

提供:建通新聞社