日本工業経済新聞社(群馬)
2023/11/22
【群馬】富岡市の12月補正予算案
富岡市(榎本義法市長)は22日、12月補正予算案を明らかにした。西小学校の長寿命化に向けた基本・実施設計委託料について2024年度までを期間とする債務負担行為に限度額6329万4000円を設定した。24年度までを期間とする債務負担行為(ゼロ市債)については、道路橋梁整備事業へ1440万円、道路橋梁維持事業には1120万円を限度額にそれぞれ設定。このほか、吉田地区外排水路測量設計委託料850万円を盛り込んだ。
西小学校(七日市1073−1)の長寿命化改修は◇北校舎=RC造3階建て、延べ床面積4124u、1983年度竣工◇南校舎=RC造2階建て、延べ床面積882u、70年度竣工◇屋内運動場=S造平屋、床面積662u、71年度竣工−を対象として工事を実施する。
2023年度、24年度の2カ年で基本設計および実施設計を行い、25年度は校舎の長寿命化改修工事、26年度には25年度に引き続き校舎の長寿命化改修工事を進めるほか、屋内運動場の長寿命化改修工事を予定する。
長寿命化改修に向けた基本方針には、ZEBを推進することや防災機能を高める整備を行うことのほか、ユニバーサルデザインに配慮し、バリアフリー化を図ることなどが掲げられている。
道路橋梁整備事業は、下高瀬地内で計画する新設道路整備に向けた測量調査設計を行う。しののめ信用金庫高瀬支店(中高瀬553−1)の東側を南北を通る新設道路整備に向け実施するもの。延長は約110mを予定している。
道路橋梁維持事業については、一ノ宮地内の市道5020号線や中高瀬地内の市道和合橋線で行う道路補修工事を実施する。5020号線は300o×300oの落蓋式側溝を延長約100m新設する計画。和合橋線については、既存の開渠側溝を300o×300oの落蓋式側溝に布設替えを行う。施工延長は約80mとなる。
吉田地区外排水路測量設計は、吉田地区のほ場整備事業において、排水流末が既存排水に接続されるが、既存排水の断面が小さく、流下に支障をきたすおそれがあることから、下流域まで排水を施工することが目的。委託延長は240mを見込んでいる。
現時点では、800o×800oのプレキャストボックスカルバートなどの布設を計画している。24年度に補助金申請を行い、25年度の工事などを予定する。
このほか、公民館看板設置撤去委託料として210万円などを計上している。
一般会計に1億6049万9000円を追加し、総額を235億6566万7000円とした。