長浜市立湖北病院(長浜市木之本町黒田1221)は21日、「湖北病院及び湖北やすらぎの里施設整備基本構想・基本計画」を公表した。22年度の施設整備基本構想・基本計画策定着手から関係機関との調整を進めてきた湖北病院及び湖北やすらぎの里の建て替えについて、湖北圏域地域医療構想調整会議で施設規模や病院機能、診療科等について了承され公表するもの。病院施設は92億円を投じ新病院に改築、老健施設は13億円で長寿命化改修を行う。27年7月に病院移転開院後、別館を老健に改修し、28年2月に移転開所を本施設整備事業として進める。
整備手法は従来方式(設計・施工分離発注方式)、DB方式(設計・施工一括発注方式)、ECI方式から最適な整備手法を選択する。施設整備計画では老朽化が進む本館施設は4階建、延約9000平方b規模の新病院へ建替え、供用開始後17年が経過する別館施設(3階建、延約5100平方b)は建物の長寿命化とともに本館4階、5階に位置する老健施設・湖北やすらぎの里として、改修工事を行う。
想定事業費は病院が建築工事費約69・7億円、設計管理費約2・7億円、医療機器・備品約11・9億円、医療情報約2・6億円、解体費・移転費約3・9億円他を合わせ計約92・5億円(税抜き)、老健施設が建築工事費約10・6億円、設計管理費約1・1億円、介護備品等約1・2億円、解体費・移転費約0・8億円他を合わせ計約13・9億円(税抜き)。
事業スケジュールは、23年度の構想計画から24年度に基本設計、実施設計(18ヵ月)、25年度半ばにも病院新築工事に着工し27年度まで21ヵ月で施工。27年度に別館・老健の改修工事に着工し約7ヵ月間施工し、本館解体工事・外構工事に着工し約12ヵ月間施工、28年度に完了する。
提供:滋賀産業新聞