京都府京都土木事務所は、伏見港及び周辺の観光情報を発信するための拠点施設を新築する。
京都市伏見区葭島矢倉町の弁天橋付近に観光情報発信施設としてW造平屋建、約36・85u規模で計画。内部は情報発信室、事務室、倉庫、バリアフリートイレを収容する。
また伏見区三栖町の伏見みなと公園広場にシェルター(歩廊)として、S造の膜屋根で約25・31u規模で計画している。
設計は11月13日に開札し、坂田基禎建築研究所(京都市中京区)に決定した。設計工期は令和6年3月25日まで。
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伏見港については、令和3年4月に『みなとオアシス』に登録。
また国土交通省は令和5年8月、水辺を活かし地域の賑わい創出を目指す「かわまちづくり」計画として全国12ヵ所を登録。このうち近畿地方整備局管内では「伏見地区かわまちづくり」計画などを登録した。
伏見地区かわまちづくり計画によると、ハード施策として国交省が親水護岸整備、高水敷整正、管理用通路整備、三栖閘門関連施設再整備(三栖閘門資料館老朽化対策)等、民間事業者等が舟運・にぎわい拠点機能整備(京都市・協議会が働きかけ・呼び込み)を予定する。