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　能美市は２１日、一般会計に８億３６００万円を追加する１２月補正予算案を発表した。これで一般会計の累計額は２８６億２００万円となった。主な内容として、地域共生交流館建設事業費などを盛り込んでいる。
　湯谷町地内にある同施設を建て替えるもので、今回の補正予算案に設計費として２６００万円を計上した。当初は大規模改修を計画していたが、既存施設を運営しながらの耐震補強などが困難なため、敷地内で新たな施設を建設した上で、老朽化が著しい既存施設を解体することにした。新施設の建設規模は、既存施設（ＲＣ造２階建て延べ１０４９平方メートル）と同規模程度を想定する。
　研修室や入浴施設などを有する老人福祉センターだった現施設は、１９８５（昭和６０）年に建設された。新たな施設については、高齢者や障害者、子どもまで多世代が交流できる地域コミュニティ拠点とし、カフェやコワーキングスペースなどを備える計画だ。
　このほか、一般会計の主な内容は次の通り。
▽民間保育園施設整備事業費　２億３４４万円　湯野保育園と緑が丘保育園の新園舎建設用地購入
▽九谷焼美術館「体験館」改修事業費　２億２０００万円
▽道路舗装改修事業費　８４００万円
▽市道改良事業費　２４００万円
▽山村強靭化林道整備事業費　７３００万円