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建設新聞社(長崎)
2023/11/22

【長崎】大村市環境センター整備事業 第1期に約207億投入

処理施設等の設計・施工など


 大村市は、森園町の現地で市環境センターの建て替えを計画しており、2023年度から工事発注仕様書の作成に着手した。以降、事業者選定のほか、し尿処理施設の解体を先行して実施する。26年度から事業に着手。第1期事業は5年間で、エネルギー回収型廃棄物処理施設や現管理棟の解体撤去等を計画。事業費を207億5600万円と見込む。


 事業方式は施設設計・施工から完成後の運転・運営までを民間事業者に一体的に発注する手法で、ごみ焼却施設整備で最も実績が多いDBO方式(公設民営方式)を採用。新ごみ処理施設基本計画によると、1日の処理能力は128d(64d/24h×2炉)となる。

 事業に先立ち、2023年度から24年度で工事発注仕様書を作成。25年度に事業者選定と、現し尿処理施設の解体を別発注で先行して実施する。第1期事業では26年度から29年度に現車庫棟の解体撤去、エネルギー回収型廃棄物処理施設、管理棟と計量棟の設計・施工を予定。約47カ月の工期を見込む。29年度後半から30年度中盤にかけ現管理棟の解体撤去や駐車場の設計・施工を計画している。

 第1期の概算事業費は207億5600万円で、内訳はエネルギー回収型廃棄物処理施設発注支援業務3600万円、同施設設計・施工監理業務1億5000万円、同施設建設工事205億7000万円となる見込みだ。

 以降、32年度から第2期事業に着手。32年度から33年度にマテリアルリサイクル推進施設と倉庫棟の設計と工事を予定。34年度から35年度にかけ、現ごみ処理棟の解体撤去とストックヤード棟、車庫棟、災害廃棄物置場(駐車場)の設計・工事を行う構えだ。

 第2期工事の概算事業費は67億8200万円。内訳はマテリアルリサイクル推進施設発注支援業務3600万円、同施設設計・施工監理業務6000万円、同施設建設工事45億9800万円、現ごみ処理解体工事・ストックヤード棟発注支援業務1200万円、現ごみ処理解体工事・ストックヤード棟設計・施工監理業務3000万円、現ごみ処理解体工事15億0900万円、ストックヤード棟建設工事5億3700万円。
ksrogo