愛知県農林基盤局は、2023年度全天候型研修施設設計業務の事業者を公募型プロポーザル方式で選定するため手続きに着手した。愛知県森林・林業技術センター(新城市)に、天候に左右されずにチェーンソーなどの実技研修の実施が可能な全天候型研修施設を整備するもので、24年度に工事を行う予定。募集期間は12月1日まで。プレゼンテーションを12月8日に行い、事業者を特定する。契約上限額は345万0700円(税込み)。履行期間は24年3月28日まで。
同センターでは、春から夏までの林業のオフシーズンに集中的にチェーンソーなどを用いた技術研修を実施している。しかし、屋根付きの研修施設がなく、雨天時や酷暑時には実技研修を目標レベルまで実施することが困難であるため、今回、新施設整備を計画した。
計画では、同センターの既設の機械実習棟の南側敷地に倉庫1棟を建設する。構造は、鉄骨造、または鉄筋コンクリートと木造のハイブリッド工法も可とする。建築面積は228平方b程度。床面積は約137平方b。軒高は5・94b以上。設備などは照明、電源(100㌾および200㌾)。工事費上限額は3000万円(税込み)。
設計に当たっては、施設内ではチェーンソー等切断機械を使用して実技研修を行い、トラックや重機の出入りがあるため、施設内部は無柱空間とすること、北側と南側にそれぞれ9b以上の無柱開口部を確保する。使用する木材はあいち認証材―などの条件を想定しており、施設計画の提案を求める。
所在地は新城市上吉田字乙新多 43ノ1。
問い合わせ先は同局林務課 電話052(954)6638。
提供:建通新聞社