柏市は、24日開会の2023年度第4回定例議会に、一般会計補正予算案第5号、北柏駅北口土地区画整理事業特別会計補正予算案第2号、水道事業会計補正予算案第2号、下水道事業会計補正予算案第2号を上程する。一般会計では、柏第四中学校校舎長寿命化改良事業に3か年総額23億3300万円、小学校体育館空調設備整備事業に2か年総額1億3600万円の継続費を設定。補正により6億6221万6000円を追加し、総額を1561億4277万4000円とする。
柏第四中学校は、名戸ケ谷1―6―8の敷地面積約2・1haに所在。建物は、RC造4階建て、延べ床面積3307u、1972年完成の校舎1と、RC造3階建て、延べ床面積1140u、79年完成の校舎2で構成。今後20〜40年使用するため、建物構造体の老朽化対策および耐久性の高い材料や設備への改修を行うとともに、教室や廊下などのリノベーションも実施する。併せて、太陽光発電を50kw設置し、ZEB Ready認証を取得する予定。小中学校の長寿命化改良工事では全国初の事例となる。
年割額は、23年度0円、24年度7億円、25年度16億3300万円。
設計業務は、豊建築事務所が24年2月22日までの納期で担当している。
温暖化に伴う熱中症対策および避難所機能を強化する観点から、小学校の体育館に空調設備を設置する。24年度に着工し、25年度までの完備を目指す。年割額は、23年度0円、24年度1億3600万円。
そのほか、防火水槽撤去工事費690万3000円、道路維持管理事業費4300万円などを計上している。
また、公立保育園2園の空調設備更新工事費8260万円を計上し、同額の繰越明許費を設定。さらに、子育て世代包括支援運営事業費219万円、ウイングホール柏斎場周辺整備事業費4480万4000円、市道整備事業費311万4000円に繰越明許費を定めている。
道路改良工事に24年度を期間とする限度額1億2860万円、(仮称)子ども・子育て支援複合施設の管理に24〜25年度を期間とする限度額9910万円の債務負担行為を設定している。
北柏駅北口土地区画整理事業特別会計では、北柏調整池整備事業について、24年度を期間とする限度額2億4964万5000円の債務負担行為を廃止した上で、23〜25年度を期間とする総額6億円の3か年継続費を設定。年割額は、23年度0円、24年度2億5000万円、25年度3億5000万円。
水道事業会計では、事業内容の見直しに伴い、21〜24年度を期間とする第五水源地受水井耐震化等実施設計委託の4か年継続費の年割額を変更するほか、23〜25年度を期間とする第五水源地受水井耐震および配水池更新事業の3か年継続費総額10億8614万円を廃止する。
下水道事業会計においては、工事発注の平準化などを図るため、公共下水道整備事業に24年度を期間とする限度額3000万円の債務負担行為を設定している。