にかほ市は、現在事業見直し中の若者支援住宅整備事業に関し、敷地造成工事(1.7ha)と、隣接する市道2路線拡幅工事の設計施工を1件で1月に公告する。6年5月に仮契約し、6月議会での議決を経て着工、7年10月の工期で進める。21日の議会説明会で明らかにした。本体建設は7年度以降の予定で、国の地域優良賃貸住宅制度の交付金を活用したい考え。
1月に公告する工事では建設地1.7haの造成のほか、建設地東側の市道上谷地・中谷地線40mと、西側の市道行ヒ森7号線90mを、それぞれ幅員7mに拡幅する。
若者支援住宅は、人口減少・少子高齢化対策と、地域活性化や若者の定住化・地元回帰を促進するもの。当初はBTO方式で今年1月に公告する予定だったが、日本銀行の長期金利引き上げなどにより事業費が上昇したため、現在は事業を見直している。
住宅本体の建設は、国の地域優良賃貸住宅制度に係る交付金を利用する方針で、国や県と事前協議を進めている。今後は事業を市の社会資本総合整備計画に盛り込み、7年度に交付決定を受けたいとしている。
なお、若者支援住宅の周辺では、住宅の南側に市道を新設するほか、行ヒ森7号線と長表・ヒコシ線の延長を実施する。
提供:秋田建設工業新聞社