2023年度石川県土木部優良建設工事及び優良委託業務の部長表彰式が20日、県庁内で開かれ、鈴見裕司部長が受賞者の技術力をたたえた。
あいさつで鈴見部長は、本県で相次ぐ地震や水害、雪害に対する建設業者や委託業者の迅速な協力に謝意を伝え、「今回、皆さんの高い技術力や創意工夫が評価された。現状、建設業は人手不足で苦慮しているが、若い人に魅力ある職場を皆さんと共に作っていきたい」と呼び掛けた。
これに対して優良建設工事受賞者を代表して加賀建設の鶴山雄一代表取締役社長が「建設業では担い手が不足し、働き方改革が急務となっているが、災害への緊急対応、次の世代が希望を描ける地域づくりが使命。受賞を励みとしてより魅力的な産業となるよう精進し、県民や社会から信頼が得られるよう努めていく」、優良委託業務受賞者を代表して東洋設計の大嶋庸介代表取締役が「頻発、激甚化する災害への対応に四苦八苦しながらも社会的使命とやりがいを感じている。ここに集うメンバーに共通する思いは世の中の礎を大事にしたいということ。今日の受賞を励みとして一層の技術力向上、品質管理に努める」などとそれぞれ決意表明した。