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建通新聞社(岡山)
2023/11/20

【岡山】岡山県 高梁川改修など事業化決める

 岡山県は、事前評価対象箇所として位置付けた概算事業費が200億円の高梁川改修事業、21億6000万円の笠岡港海岸保全施設整備事業など事業規模が1億円以上となる土木部4事業、農林水産部5事業の2024年度での新規事業化を決めた。24年度予算要求に反映させる。
 土木部の事業は、概算事業費2億1000万円で延長190b、幅員6・0(7・5)bの道路を整備する新見日南線道路改良事業(新見市足立)、200億円で延長9600bの築堤工を実施する高梁川改修事業(高梁市松山〜新見市唐松)、3億2000万円で高さ6・0b、延長86・0bの砂防堰堤1基を整備する浅井谷川砂防事業(総社市美袋)、21億6000万円で延長1941bの護岸工、胸壁工を実施する笠岡港海岸保全施設整備事業(笠岡市笠岡)。
 このうち、高梁川改修事業は、築堤や河道掘削などにより、浸水被害の解消と軽減を図るため、高梁市松山〜新見市唐松までの区間のうち、総社市境付近から成羽川合流点付近に位置する高梁市広瀬地区、玉地区と成羽川合流点付近の段町地区、阿部・近似地区の5・7`、田井橋付近からJR伯備線鉄橋付近の田井地区0・6`、井倉橋下流からJR伯備線鉄橋付近の新見市井倉地区3・1`、小坂部川合流点付近から川合橋付近の唐松地区0・2`の計9・6`を24年度から30年で整備する予定。
 笠岡港笠岡地区海岸保全施設整備事業は、築堤から多年が経過し老朽化した既存護岸1941bの補強などを行う。防護面積は35・5f、事業期間は24年度から41年度までの18年間を想定している。
 農林水産部の事業は、8億9000万円でほ場34fを整備する下仁保経営体育成基盤整備事業(赤磐市下仁保他)、4億3000万円で農業用用排水施設3439bとほ場17・0fを整備する真庭南部中山間地域総合整備事業(真庭市大庭)、1億7000万円で堤高7・0b、堤長133・0bのため池改修を行う真備市場新池防災事業(倉敷市真備町)、4億9000万円で排水機場1カ所を整備する粒江第2防災事業(倉敷市粒江)、6億2000万円で護岸工331bを行う虫明漁港海岸整備事業(瀬戸内市邑久町虫明)。

提供:建通新聞社