新潟県市長会の二階堂馨会長(新発田市長)らは17日、県庁に花角英世知事を訪ね、土木費予算の増額や、大規模自然災害に対する防災対策など重点13項目および一般5項目に及ぶ2024年度の県施策および予算に関する要望を行った。
この日は、二階堂会長をはじめ、渡辺竜五副会長(佐渡市長)、滝沢亮副会長(三条市長)、地域医療対策特別委員会の高橋邦芳委員長(村上市長)が出席。冒頭、二階堂会長は「1つの自治体の時代ではなく、エリアの時代。県との一体感が大事であり、(要望を)予算に反映してほしい」と説明。これを受け、花角知事は「県の課題に対し連携して取り組んでいただいている。要望をしっかり受け止め、実務的にも確認し作業の中で知恵を出して創意工夫し可能な限り対応していきたい」と応じた。
主な要望は、▽アフターコロナ等に対応した取り組みの推進▽原子力発電所に係る防災対策等▽子ども・子育て支援施策の推進▽地域医療・保健・福祉施策の充実▽都市基盤施策の充実強化▽拠点性の向上と交通網の強化▽農業施策の推進▽地域経済・観光産業の振興▽脱炭素社会の実現に向けた施策の推進など。加えて、公立学校施設の整備や道路整備等の促進、地域公共交通に対する支援、防災・危機管理対策等の充実強化、上下水道事業、まちづくりの推進などを国に働き掛けるよう要請した。