野々市市は、本町3丁目地内にある中央保育園を対象に計画する(仮称)ののいち子育てステーション整備事業について、2024年度の着工を視野に入れ、実施設計を進めている。
3歳未満児専用の中央保育園は、既存施設の規模がRC造2階建て延べ1448・15平方メートル。敷地面積は1953平方メートル。老朽化への対応に加え、子育て支援センター菅原(菅原町地内)と発達相談センター(同)などを同保育園に集約するため、改築と大規模改修を行う。実施設計は織田設計(金沢市)が担当している。
計画によると、1976(昭和51)年に建設され、耐震基準を満たしていない旧館(同2階建て延べ約620平方メートル)を改築する。新たな施設の建設規模は、RC造2階建て延べ約1500平方メートルを想定。このほか、90(平成2)年に増築した新館についても設備更新などを含めた大規模改修を実施する。
子育てに関する様々なニーズに対応し、親子の交流の場や一時預かり、病気回復期の児童保育、要支援児童や要保護児童を支える機能などを複合する同ステーションとしてリニューアルを図る。25年春の供用を目指す。