日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/11/16
【埼玉】幸手市/庁舎整備事業/基本構想の優先交渉権者を遠藤克彦建築研究所に選定
幸手市はプロポーザル方式で選定していた「市庁舎整備基本構想策定支援業務」の優先交渉権者を、遠藤克彦建築研究所(中央区、電話03−6810−8781)に決定した。契約締結後は庁内検討委員会や有識者らが参画する審議会を通じて基本構想を検討。新庁舎に必要となる機能や規模などを具体化させ、2024年7月をめどに構想の素案を策定する見込み。
現在の庁舎(東4−6−8)は、本庁舎(RC造一部S造3階建て、延べ床面積2793・95u)と第二庁舎(RC造2階建て、同2003・82u)、付属棟(防災倉庫・車庫・旧浄書センターなど)で構成。設備老朽化などへの対応として、新たな庁舎の整備を検討する運びとなった。
基本構想では新たな庁舎整備の基本的な方針を具体化する。現庁舎を建て替える方向を基本方針に据えるものの、現庁舎を改修して継続利用する形や既存の公共施設を利活用する可能性なども比較検討する予定だ。整備予定地に関しては現庁舎敷地を活用する案、新たに市有地を取得する場合など複数案を検討。事業手法についても複数候補を洗い出す見通しだ。