日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/11/17
【埼玉】飯能市 第二区地区行政センターなどの耐震・老朽改修を24年度にも
飯能市は第二区地区行政センター・保育所(小瀬戸19−1)の施設改修工事を2024年度にも実施する。施設の耐震補強とエレベーター(EV)棟増築に加え、老朽化した外装や設備の改修に取り組む。24年度当初予算への費用要求と並行して、工事の発注件数や仕様の検討を進めている。24年度内の工事完了が目標。
耐震補強は、壁・柱などを切り離すことで建物の靭性を強化するスリット工法で施工する計画。また、新たにEVを設置するためにEV棟の増築も行う。
耐震補強とEV棟増築に合わせて、施設の老朽箇所の改修も進める。建物外観では外壁再塗装、屋上防水更新を実施する予定。施設内部に関してはトイレの洋便器化や床乾式化、ブース改修のほか、館内空調設備の全面交換を見込んでいる。
実施設計は新日本設計(鶴ヶ島市、рO49−285−1411)が24年1月末までにまとめる。
第二区地区行政センター・保育所は1975年3月に完成した。施設はRC造2階建て、延べ床面積約714uの規模で、1階に保育所、2階に行政センターが入る構成となっている。現場作業は保育所を居ながら施工で、行政センター部分は一時休館して実施する想定。