園路や透水性舗装など 24―25年度に施工、事業費3.9億 佐賀市は、2023年度当初予算に三重津海軍所跡整備事業費6394万円を計上しており、同整備の実施設計などを行っている。順調に進めば、24―25年度の2カ年でリニューアル整備を実施する方針で、総事業費は3億9563万円を見込んでいる。
三重津海軍所跡(同市諸富町、川副町)は「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として15年7月に世界文化遺産に登録された。市ではリニューアルしたガイダンス施設を21年9月にオープンしており、来訪者に史跡の概要や価値を正しく伝えるため、同跡地も再整備する方針。
跡地の整備面積は約3万6440平方bで、整備内容は園路整備(案内板、転落防止柵など)、透保水性舗装、芝生、便益施設(ベンチ、東屋、便所)の再整備、大型建物や金属加工関連遺構、ドライドック・洋式船影などの平面表示を計画している。
23年度は潟Gスティ環境設計研究所(福岡市)が実施設計を行っており、24―25年度の2カ年で整備を実施する予定。現在のところ、事業費は24年度が1億2413万円、25年度が1億9071万円を見込んでいる。