全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　笠岡市は、３月末で廃校となった旧今井小学校跡地を地域活動拠点や総合教育相談支援センター、児童発達支援・放課後デイサービスセンターなどとして活用するため、12月補正予算に全館を対象とした誘導灯、非常灯、避難設備の消防関連工事費を盛り込みたい考え。その他の改修工事は２０２４度で予算を確保し同年６月ごろから着手する予定。
　１階は今井地区まちづくり協議会と今井公民館の拠点を移転し機能を集約する。調理室への改修やトイレなどの改修を県の補助金を活用して行う。24年度に設計と一部工事に着手する。
　２階は総合教育相談支援センター「笠岡ほっとふれんず」を移転する他、旧家庭科室を料理などで特産品開発を行っている地域おこし協力隊の活動拠点として貸与する。24年度にパーティションや空調設置工事などに着手する。
　３階は児童発達支援・放課後などデーサービスと図書館書庫・閲覧室の他、絵画教室として講師を招いてワークショップやアトリエに利用する。
　体育館は、バレーボールやバトミントンなど現在の利用を継続するとともに地元行事や入居者で利用する。
　３階に入居する児童発達支援・放課後などデーサービス施設の事業者については、12月下旬にプロポーザルで公募する予定。
　既存建物は、１９７８年３月に建設した鉄筋コンクリート造３階建て延べ３８５平方�bの管理棟、79年３月に建設した鉄筋コンクリート造３階建て延べ５４０平方�bの教室棟１、95年２月に建設した鉄筋コンクリート造３階建て延べ８９６平方�bの教室棟２、80年３月に建設した鉄骨造平屋５６４平方�bの体育館があり、耐震補強は実施済み。所在地は今立30で、敷地面積は５４９９平方�b。

「提供:建通新聞社」