台風7号被害を受けた公共土木施設の第2回目の災害査定が10日まで実施され、県と市町施設88カ所に33億7200万円の復旧費が決定した。河川災害の曳田川(鳥取市河原町北村)は3億5000万円規模。
査定は「令和5年発生災害第4次査定」として今6日〜10日にかけて実施。13日、県土整備部が今回の査定結果をまとめた。
県施設は83カ所に33億2800万円、市町施設には5カ所に4400万円の復旧費と復旧工法が認められた。
主なカ所は、河川の曳田川(鳥取市河原町北村)に3億5000万円。左右両岸が590bにわたって崩壊しており、コンクリートブロック張り2900平方b、ブロック積み200平方b、大型ブロック積み880平方bを復旧する。
国道179号(三朝町曹源寺)では護岸を併用した道路沿い130bが流出。コンクリートブロック張り1400平方bに1億4000万円の復旧費が決まった。また、河川の加谷川(三朝町穴鴨)は、護岸123bのコンクリートブロック張り1280平方bを原形復旧する。復旧費1億1000万円。
引き続き第5次査定は14日〜17日まで実施されており、県と各市町は73カ所に26億円の復旧費を申請している。
日刊建設工業新聞