福島建設工業新聞社
2023/11/16
【福島】建替へ今年度内に基本構想/福島労災病院
いわき市の労働者健康安全機構・福島労災病院(齋藤清院長)は、施設の老朽化に伴う現地建て替え計画で現在、院内で増改築基本構想の作成を進めている。今年度内の完了を想定している。各部署から必要な設備や機能などについて意見を聴取し、今後の病院の在り方や将来像などについて同機構本部と協議を進め、早期の建て替えを目指す。
当初、同市中央台の医療創生大学敷地内に移転を計画していたが、市が2020年に公表した大規模盛土造成地マップで移転先が該当していることなどから断念。その後も他の移転先を検討したが相応の土地がなく、移転候補地の選定に時間を要しては地域医療に支障が生じる可能性があることから現地建て替えを決めた。
現施設は稼働病床数336床。本館SRC造6階地下1階建て延べ1万6624u、管理棟RC造4階建て延べ2225u、北棟同延べ6294u、リハビリ棟同2階建て延べ1962u。内郷綴町尻沼地内。