トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2023/11/16

【新潟】優秀表彰に興和、ホクエツ信越/メイドイン新潟技術発表会/35社がパネル展示

 新潟県および新潟県建設業協会、建設コンサルタンツ協会北陸支部は15日、「Made in 新潟 新技術(土木・建築)」の展示および発表会を新潟市中央区の朱鷺メッセで開いた。建設業者ら約450人が来場し、現場に生かそうと各社の取組事例などに理解を深めた。
 会場には、県内企業が開発した登録技術35社79技術のパネルや製品などが展示。冒頭、県土木部の高橋秀典技監が「建設産業は社会基盤整備だけではなく、自然災害対応、老朽化のインフラ整備、除雪といった地域の守り手として欠かせない。一方、経営基盤の安定や担い手確保への課題も生じている。県としては新技術のより一層の普及を目指していきたい」と協力を求めた。
 続いて、優秀技術としてプラチナ技術に登録された興和(齋藤浩之代表取締役社長)の「KVSストレーナ(樹脂とステンレスを組み合わせた高性能低環境負荷型ストレーナ)」と、ゴールド技術のホクエツ信越(前川仁代表取締役)が開発した「吸出防止材フィルター(HSYフィルター)」を表彰。齋藤社長は「身に余る光栄。これを契機にさらなる販売促進、次なる技術登録に努める」、前川社長は「2024年問題やSDGs(持続可能な開発目標)において何が地域貢献できるか考えている」と喜びを語った。
 技術発表では、優秀技術表彰の2社をはじめ、▽高エネルギー吸収型ポケット式落石防護網(シビル安全心)▽エコ型常温路面補修材〈本復旧対応〉(日本サミコン)▽小規模渓流向け杭式土石流・流木対策工(プロテックエンジニアリング)▽任意深度定着型仮締切り工法(第一建設工業)−の4社が説明。また、フクダハウジングの木津広美代表取締役社長を講師に招き、「男性も女性も若者も働きやすい職場へ〜採用・育成いろいろ、私流!〜」をテーマに特別講演した。

hokuriku