北陸工業新聞社
2023/11/16
【福井】雲浜小で出前授業と見学会/県建設業協会青年委、小浜土木
福井県建設業協会建設青年委員会と福井県小浜土木事務所は15日、小浜市立雲浜小学校の6年生43人を対象に、出前授業および現場見学会を合同開催した。
まず同小学校で、若狭地区建設青年委員長の山本真氏(直組)による出前授業を実施。建設業者が土木工事を行い、日常生活に欠かせない道路、トンネル、橋梁、水道等を作っているほか、堤防やダム、法面など災害から命を守るインフラも整備していることを説明。また、除雪作業や災害復旧も大きな役割とした上で、建設業のやりがいや魅力について『地域の安全、住民の笑顔』とし「みんなが安全・安心に暮らせることを、常に心がけて仕事をしている」と力を込めた。
続いて、小浜土木事務所の担当者による「国道162号線 大手橋・城内橋・西津橋のかけかえ事業」についての紹介も行われた。
児童は授業の後「今まで当たり前に橋を渡ったりトンネルを通ったりしてたけど、それを建設業の人が作ってくれていることを知ったので、これからはその思いなども考えながら利用したい」などと感想を話した。
その後、「橋梁下部工事雲浜5−1工事」(小浜土木発注、直組施工)の現場(西津橋)へ移動。クレーンで矢板を吊り上げた後、杭打機(サイレントパイラー)で、打ち込む様子を見学。サイレントパイラーを用いることで、振動や騒音が小さくなり、環境に優しい施工を実現していることなどを実感した。