金沢市は、「森本地区新保育所」建設工事に係る建築、設備実施設計をMAC建築研究所、ジェーエス設備事務所で鋭意進め、年度内に完了させる。同工事は2024年度に着工方針で、26年4月の開所を目指す。
新保育所は市立薬師谷(堅田町)、双葉(吉原町)、宮野(宮野町〈休所中〉)の既設3保育所を統合し、塚崎町の森本こどもグラウンドの一角に整備する=写真。
建設規模はRC造2階建て延べ1857・72平方メートル。施設の特徴としては、想像力を育む情操教育を推進するため、広い遊戯室や専用アトリエ空間を確保するほか、北部エリアの子育て拠点として未就園児が楽しく過ごせる遊具、絵本コーナーの専用スペース、医療的ケア児受け入れへ医務室やエレベータも設置。
また、統合する3保育所を3色に表した地元産材の木製ルーバーを園舎正面に配し、床材や遊戯室の天井に木材を用いるほか、保育室、遊戯室などに眺望デッキも設け、木の温もり、豊かな自然を感じる環境を整える。