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　五城目町建設課は、７月の豪雨で被災した町村門前幹線・廣徳寺橋の復旧に関し、来年度は橋脚と橋桁の新設工事を発注する。橋長40.8ｍ、幅員５ｍを予定しており、橋台のみ既設を活用して橋脚と橋桁を新設する。専決処分した工事費は現橋の撤去を含め４億円で、このうち撤去工事についてはこのほど指名した。

　廣徳寺橋は昭和49年に架設された橋長40.8ｍ、幅員５ｍの単純鋼Ｈ桁橋。今年７月の記録的大雨により馬場目川の増水で川底が削られ、橋脚が傾いたとみられる。

　被災した現橋は現在の状態では使用できないため、橋台のみを残して橋脚と橋桁を撤去し、新たな橋脚と橋桁を建設する。

　大型車両・重機の往来ができる道路や地域住民の迂回路を確保するため、今年９月には東北地方整備局から応急組立橋の貸与を受けた。廣徳寺橋の南側約500ｍ位置に組み立て式鋼橋の橋長40ｍ、幅員４ｍの下路式ワーレントラス橋の仮橋が架けられている。

　また、10月臨時補正では、橋脚・橋桁の撤去と新設にかかる工事費４億円を専決処分。このうち橋脚・橋桁の撤去工事は27日に開札し、12月議会での契約承認を目指す。同課は、来年度早期に橋脚と橋桁の新設工事を発注し、同年度中の開通を目指す。

提供：秋田建設工業新聞社