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　　高知市は、六泉寺町市営住宅などの再編に向け、基本計画の策定と民間活力導入可能調査業務の委託事業者を公募型プロポーザルで選定する。参加意向申出書の提出は11月30日まで受け付ける。履行期間は２０２４年12月20日まで。予算限度額は２３００万円（税込み）。
　老朽化が進む六泉寺町、北百石町、丸池町市営住宅の統合建て替えに向け、周辺の地域住民の安全・安心に暮らせる住宅となるよう基本計画の策定やＰＰＰ／ＰＦＩなどを視野に入れた整備手法、余剰地の利活用について民間活力導入の可否を判断するための調査を行う。
　資格要件は、市の測量・建設コンサルタント業務の参加資格があり、13年度以降に発注された公営住宅の新築・建て替えに係る基本計画策定、ＰＦＩ導入可能性調査の元請け実績などを求める。
　業務内容は建て替え戸数や住戸タイプ、配分計画、共同施設や福祉施設の併設などについてまとめるとともに、概算事業費や具体的な事業スケジュールなど建て替え基本計画を作成する。余剰地活用は売却を基本にしながら貸付なども含めた検討を実施する。
　民間活力導入可能性調査では、サウンディング型市場調査を最低２回行う他、個別ヒアリングなども実施。導入可能なＰＦＩ手法を検討するとともに事業スキームをまとめる。
　現在の六泉寺町市営住宅は１９６６〜73年に建設した２〜４階建ての計34棟、４１２戸で構成。敷地面積は約３万８０００平方�b。老朽化が進んだことに加えて、３�b以上の津波浸水が想定されていることから全ての棟を建て替えて２〜３棟に集約し高層化を進める。津波浸水に備えピロティ式の構造を採用や、地域住民の津波避難場所としての機能などの検討を行う。
　北百石町市営住宅は１棟、18戸で57年に建設、敷地面積が約１０００平方�b。丸池町市営住宅は７棟、38戸の構成で70年に建設、敷地面積が約８０００平方�b。
　今後の予定では、24年度に基本計画をまとめ、25年度から設計着手、入居者の仮移転開始、順に建て替え整備を進めて32年度までの事業完了を目指す。
　基本構想の策定は地域計画建築研究所（京都市下京区）が担当した。
提供：建通新聞社