市川市は、塩浜2―24―1の市有地にレジャー性のあるプール施設「(仮称)塩浜マリンパーク」を整備する方針だ。整備手法に民設民営を想定しているが、民間の意向などを踏まえ、PFI方式なども検討する。また、周辺に立地する塩浜市民体育館、塩浜第1公園、塩浜第2公園を含めた地域を「(仮称)塩浜アーバンスポーツエリア」とし、スポーツに親しむ一体的な空間として活用することを目指している。14日に、マーケットサウンディング調査の手続きを開始した。
市有地の敷地面積は3万7677u。近隣商業地域、準防火地域に該当。建ぺい率80%、容積率200%。市を含む地権者6者による市川塩浜第1期土地区画整理事業で海側に換地された土地で、一部が多目的広場、駐車場として利用されている。塩浜地区まちづくり基本計画に基づき、にぎわいを生む施設の整備を検討している。
調査において求める整備方針として海辺の立地特性を生かした土地利用、年間を通して人々が集い楽しく魅力的なにぎわいのある空間の創出、レジャープールなどのスポーツ施設の建築、公共交通の利便性を活用した整備、周辺スポーツ施設などを含め来訪者が海辺に親しみつつ周遊可能となるような移動手法の導入や施設の連動性への配慮・検討を挙げている。
公募資料の作成に先立ち、調査により事業に関心のある民間事業者から参入意向、参入する上での課題、アイデア、各種条件を聴取する。27日に実施する現地見学会の参加申込書の提出を、24日まで受け付けている。12月14日に参加申込書の提出を締め切り、18日から22日までマーケットサウンディングを実施する。
調査項目は▽提案する調査区域および施設▽事業参画の意向▽参加する際の課題▽開設時期▽市への要望▽事業手法▽整備方針を実現するための対策と考え方▽調査区域のゾーニングプラン▽塩浜地区の魅力などを創出するためのアイデアや工夫▽(仮称)塩浜アーバンスポーツエリアを一体とする考え方についての提案▽設置を提案する施設の概要▽各区域における建設面積▽想定する土地使用料▽事業期間▽敷地の充足性▽駐車場の整備台数および整備スケジュール――など。