日本工業経済新聞社(群馬)
2023/11/13
【群馬】前橋市が木瀬中通り線の工事を月内公告
前橋市は下長磯町などで整備を進めている木瀬中通線について、月内に道路拡幅工などの工事を公告する。工事は2024年度にかけて実施するものとなり、車道の拡幅工約270m、歩道部分約160mのほか、擁壁や側溝の敷設も実施する。同線ではラウンドアバウトの整備を計画しており、24年度以降に着手したい考え。
同線の拡幅事業は国道50号の女屋町交差点から南下し、ふれあい公園(下長磯町120)付近で西へ曲がり、複雑な交差点形状となっている地点までを対象に拡幅し、交差点部分をラウンドアバウトに改良する計画となっている。また、国道50号から木瀬中学校までの間には歩道の整備も実施する。
これから公告する拡幅工事は、ふれあい公園近辺から南西へ進み、ラウンドアバウトの予定地点までの約270mが対象。車道幅員7mを確保して整備することとなる。また、L型擁壁を約80mにわたって設置する工事も実施する。
歩道部分はふれあい公園から南へ約160mが対象。3・5mの歩道を東側に約160m整備する。また、側溝を300o×300o〜300o×500oで敷設する。
同路線の拡幅改良は、現在の木瀬中通線が国道50号から主要地方道前橋館林線への抜け道となっていることで路線の交通量が多く、学校もあることから歩道や道路整備による歩行者などの安全性確保を目的として計画。設計はアマネックス(前橋市)が担当した。
これまでに女屋交差点からふれあい公園までの間で拡幅と歩道整備が完了。22年度から23年度にかけては木瀬中から北側での工事を実施していた。ラウンドアバウト部分は外径30m、車道幅員7・5mでの整備を計画。着工については2024年度以降となる。県内では、安中市にある安中榛名駅入口交差点に続き2例目のラウンドアバウト交差点となる。