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　秋田市下水道整備課は、秋田駅西地区の同市中通、南通、楢山ほかで計画している雨水幹線管渠に関し、シールド工法を含め開削工法によらない工法を検討する。家屋浸水被害の軽減を図るため、氾濫量の約２割（約12,000㎥）を一時的に貯留する機能を検討する。

　新たな雨水幹線は楢山南中町〜本町、中通・南通などにおいて、既設合流管の地下部に延長2,200ｍ、管径2,600ｍｍで計画。

　整備イメージとしては、既設管と新設管の間に新設管を抱き込む形で特殊マンホールを設置し、既設管からの雨水受けと新設管への雨水吐きを想定している。新管は通常よりも相当の深層部に敷設するため、川口汚水中継ポンプ場に到達した時点では旭川の河床部ほどの深さになっていると想定されている。また、事業実施区域には既設の雨水排水樋管25カ所にフラップゲートの整備も検討する。

提供：秋田建設工業新聞社