基本計画は24年度に持ち越し 神埼市は、同市北部丘陵地帯(三谷・志波屋・小渕)の土砂採取場跡地のうち約24fの整備事業を進めている。構想段階での概算事業費は約10億円。今年度は整備基本計画の策定を予定していたが、事業用地の取得を優先し、計画策定は24年度に持ち越されることがわかった。
当該跡地は総面積約30fだが、そのうち約6fは葬祭場「和の社」として利用されている。本事業では葬祭場敷地外の残り約24fを整備する。
利活用基本構想では、対象地域を5つのゾーンに分け、ゾーン間および対象地外との連坦を図る幹線道路のほかゾーン内道路、園路、遊歩道、展望台、スケートボード場、オートキャンプ場などを整備する。
市は22年度に用地取得に係る債務負担行為を提案、その限度額を7655万円とし、神埼地区土地開発公社に委託する形で事業用地の先行取得に動いている。
市は今年度、整備基本計画の策定を目指していたが、用地取得の進捗を図った上で、計画策定を行う方向にシフトした。計画策定は24年度以降に持ち越し、早ければ24年度当初予算に関連予算が計上される予定だ。用地取得状況に関しては今年度末までに、面積換算で整備予定地の9割弱を取得できるとしている。