マヨネーズをはじめとした食品の製造・販売などを展開するキューピー(東京都渋谷区渋谷1ノ4ノ13)は、豊田市日南町で稼働していた、拳母工場の解体を進めていることを明らかにした。跡地利用について、同社は「未定」としている。
拳母工場は1958年に設立。マヨネーズやドレッシングの調味料や、卵製品などを製造していた。閉鎖を発表した2021年時点では、同社の中で最も古い工場だったものの、経年劣化による生産効率の低下や、維持コストの増加などから閉鎖を決定。順次、関東や関西の工場へ生産能力を移管し、今年9月末で完全に閉鎖した。
場所は愛知県豊田市日南町2ノ1。敷地面積は4万1536平方b。南側に毘森公園が隣接しており、北側にはいちょう通りが通る。用途地域は準工業地域。建ぺい率は60%、容積率は200%。
工場の解体はコクドビルエース(東京都港区)が担当している。
提供:建通新聞社