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福島建設工業新聞社
2023/11/10

【福島】旧県尋常中学校本館保存修理工事を再公告

 安積歴史博物館(安孫子健一代表理事)は10日、重要文化財・旧福島県尋常中学校本館保存修理工事(災害復旧)の制限付一般競争(事後審査方式)を再公告した。工期2027年3月22日の予定。
 10月2日付公告では、入札参加資格のうち、「過去10年以内の国宝・重要文化財建造物の保存修理(部分修理、維持修理除く)施工実績」に地域要件を付けていたが、これを外した。このほかは同一で@経審(建築一式)総合評定値700点以上A過去10年以内に国宝・重要文化財建造物または県指定文化財の木工事および左官工事を施工した実績を持つ職長の現場配置。特に木工事は選定保存技術保存団体の技能認定など、高い技術を有する者−など。
 入札参加申請書は同博物館入札事務局へ「重要文化財 旧福島県尋常中学校本館 保存修理工事(災害復旧)入札参加申請書の送付依頼」と記入し、送付先のFAX番号、住所・氏名を明記してFAX024(953)7026送付か郵送(〒963-8851郡山市開成5丁目25の63)。依頼書が確認され次第、申請書がFAX送付される。これに記入し、17日正午までに同博物館へFAXか郵便で送付する。
 入札は12月1日午後1時に同博物館で。入札書は会場で提出する。落札候補者の書類審査を行い、落札を決定する。
 2021年2月の本県沖地震で漆喰壁ほぼ全面に亀裂、剥離、剥落が発生。耐震診断の結果、大地震時に建物変形の恐れが判明。このため、既存の木部(床、天井、造作材)、漆喰壁、木摺り下地をいったん解体し、壁面や天井裏に補強を行った上で、漆喰壁を復旧する。基礎石や建具の補修、絨毯、カーテン、設備類の取り外し復旧等も行う。