2023年度の北陸地区屋外広告物連絡会議が8日開かれ、福井、石川、富山3県の屋外広告美術協同組合が持ち寄る計5議案を協議し合った。
会場は、福井市手寄1丁目のアオッサで。
冒頭、北陸地区広告美術業組合連合会の土田佳弘会長が、3県の行政担当者の出席に感謝して挨拶。「来春の北陸新幹線の開業で、富山駅から福井駅まで約40分となる。北陸経済圏として交流が一層深まり、この会議もさらに重要性が増大。屋外広告物の良好な景観づくりに、さらに寄与していきたい」と抱負を示した。
来賓の国土交通省都市局公園緑地・景観課景観・歴史文化環境整備室の下平弘和企画専門官、福井県土木部都市計画課の橋本泰英課長、一般社団法人日本屋外広告業団体連合会の波田英次会長も、情報共有を図る重要性を強調して挨拶した。
議案は、交差点付近に設置される野立大型LED看板(福広美が質問)交差点停止線から30メートル以内の各県対応。安全点検におけるドローンの可能性(富広美)高解像の活用方策。隣接する申請許可された2基の看板(福広美)3平方メートル以内に納める合法性の有無。屋外広告物の申請に携われる資格者(石広協)点検技能講習会修了者も認可要望。屋外広告業の県市登録一本化による業務効率化(石広協)手間や費用を軽減、について話し合った。
条例改正も報告。金沢市景観政策課と、福井県都市計画課が、それぞれに取り組み事例を発表した。
最後に、日本屋外広告業団体連合会の松本幹久副会長と、下平企画専門官が、白熱した会議を講評。北陸地区の中田一弥副会長が閉会挨拶した。