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北陸工業新聞社
2023/11/10

【石川】米町、御祓川の築堤など/河川整備計画検討委に提示/−県−

 「石川県河川整備計画検討委員会」(委員長・辻本哲郎名古屋大学名誉教授)が9日、県庁内で開かれ、事務局側から米町川と御祓川水系河川計画の変更原案が示された。
 変更原案によると、米町川水系米町川河川整備計画は、2018年8月の洪水発生時に河道の流下能力不足が浸水の要因となったことから、現河道の平面形状を生かして流下能力が不足する区間の川幅を拡げるもので、対象計画期間は策定から約30年間。25年に1回発生する規模の降雨による洪水時における安全な流下を目的に現在整備中の末吉堰〜梨谷小山橋間2・5キロに続く湯戸橋までの区間約2・2キロに渡って築堤など行う。
 御祓川水系御祓川河川整備計画も同様に、流域の御祓川、鷹合川での浸水被害の対策として現在まで下流区間では改良工や維持修繕工を実施済だが、上流区間の抜本的な河川改修事業は未実施。御祓川は支川を活用した新川開削と築堤を行い、鷹合川は現河道の平面形状を尊重した築堤と河道掘削で川幅を拡大。約50年に1回発生する規模の降雨による洪水時の安全な流下を実現する。対象計画期間は策定から同じく約30年間。御祓川は国分橋(七尾市国分町地先)から県管理区間上流端までの約2・9キロ、鷹合川は第4細口橋(同細口町地先)から県管理区間上流端までの約1・2キロにおいて整備する計画となっている。

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