秋田市佐竹史料館が行う同館の改築工事4件(いずれも特定建設工事JV)が今月8日に開札され、建築は11億6,650万円で中央土建・長谷駒・石井JV、電気設備は2億9,400万円で本荘電気・羽後電設JV、機械設備は3億9,300万円で山二・羽後・北勢JV、展示は4億8,000万円で丹青社・アートシステムJVが落札。11月議会での議決後に本契約する。建築は2JVから入札参加申請があったが1JVが入札を辞退。ほか3工種はいずれも1JVのみが応札した。
佐竹史料館(千秋公園1−4)は昭和33年に秋田市立美術館として建設、平成2年に現在の史料館として開館した施設(RC高床式1F518.8u)で、老朽化が進んでいるため現在地で改築する。
新施設は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造の地上2階建て。収蔵庫が2層になるため、建築基準法では3階建て。延べ床面積は2,607.94uで、1階には常設展示室2室、企画展示室、展示ホール、保管庫、ショップなど、2階には事務室やホール、講堂、資料室などを配置する。
今年4月に4工種を公告したが、建築の入札に応札がなく不調となり、全工種を入札中止。10月17日に4工種で再公告していた。7年7月の竣工、同年10月の開館を目指す。
提供/秋田建設工業新聞社