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鹿児島建設新聞
2023/11/09

【鹿児島】鹿児島市第4期中活基本計画素案/東千石町12・13番街区 延べ約6600u

 鹿児島市は8日、第4期中心市街地活性化基本計画(素案)を市議会産業企業委員会に報告した。計画期間は2024年度から5年間で区域面積は約381ha。東千石町12・13番街区整備は、商業施設や美術館、駐車場等の整備を見込み、延べ面積は約6600uを予定し、県が進めているスポーツ・コンベンションセンター(新総合体育館)を盛り込んだ。
 東千石町12・13番街区整備の事業主体は、岩崎産業や一般財団法人岩崎育英財団ほかで、立地を生かし小売・飲食の商業機能と郷土出身の偉人や画家の書画を展示する美術館、多目的広場、立体駐車場(約160台)を併設する複合施設の実現を目指す。
 加治屋町1番街区市街地再開発事業の敷地面積は5600uで、大半はJR九州が所有し地権者は22者。全体事業費は75億円と試算し、商業施設とマンションの複合ビルを計画している。
 天文館電車通りジョイントアーケード整備は延長約25m、幅15m(最大)、高さ約9m(天井面)を想定。24年6月着工、25年1月の完成を目指す。アーケードの総工費は、およそ3億円になる見込み。
 まちなか建て替え等促進事業は、鹿児島中央駅から天文館、本港区エリア、名山町で、ガラス張りの路面店が連続した街並みが形成されているため、地区の特性に応じた建築規制緩和等を検討。
 また、区域に鹿児島港本港区エリアが含まれるため、新総合体育館も活性化に必要な事業と位置付け、路面電車観光路線検討も継続する。
 素案には市立病院再整備も含まれ現在、実施設計を進めており、増築棟(SRC一部S造6階建約7986u)は24年度に着工、27年度の供用開始、既存棟改修(同約5608u)は28〜29年度で整備する。
 同市では17日から12月18日までの期間、パブリックコメント手続きを行い、24年1月に結果を市議会に報告するほか、中心市街地活性化協議会で協議を行い年度内に策定する。


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