建通新聞社
2023/11/09
【大阪】泉佐野市 りんくう地区の市場調査結果公表
泉佐野市は、りんくう公園事業におけるにぎわい創出施設誘致に向けたサウンディング型市場調査の結果をまとめた。調査には、施設誘致に関心を持っている事業者5者が参加したが、社名や業種は明らかにしていない。結果を基に公募条件を検討し、2024年度の事業者募集を目指す。
事業対象地は、りんくうアイスパークの東側に位置する、りんくう往来北1ノ222他。敷地面積は約1万2000平方b。用途地域は近隣商業地域。建ぺい率は90%、容積率は300%。調査で提案された施設は、ジェラート店舗兼工場、ホテル、調剤薬局を併設した医療モール、レンタルオフィス・貸店舗、コンテナハウスなど。
敷地は事業用定期借地権を設定して民間事業者に貸し付ける。貸付期間は20年間としており、終了後は1〜2年置きに契約を更新する。事業期間を最長で30年間とする提案を受けた。整備に向けたスケジュールは、公募期間が3〜4カ月間、施設の竣工まで4〜5年間が必要としている。
この他、建築物の高さ制限や高架の制約条件、近隣のボーリングデータの情報提供、企業版ふるさと納税の活用などの意見や要望があった。