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　【岡山市北区】アパグループ（東京都港区赤坂３ノ２ノ３）は、岡山市北区桑田町のメルパルク岡山の跡地の開発準備を進めており、ホテル棟と賃貸マンション２棟の複合施設を建設する。ホテル棟については数社から見積もりを徴集、施工者を内定しているもよう。賃貸マンション２棟については、ホテル棟建設にめどがつけば別途、見積もり徴集する。
　ホテル棟は、鉄骨造14階建て延べ約１万２０００平方�b超の規模で、客室６００室超を設置する。配置は敷地約３７９１平方�bのうち北東側にＬ字型の建物となる。近く建築確認申請などの手続きに着手する見通し。
　一方、賃貸マンション２棟は、鉄筋コンクリート造13階建て延べ約２９００平方�b超を２棟、敷地内に南棟と西棟を新築する。間取りは１ＤＫや１ＬＤＫを12階まで配置、13階には２ＬＤＫを設けて１棟当たり56戸、２棟で１１２戸を計画している。現在基本設計中で、２０２４年夏前をめどに実施設計を完了し建築確認手続きに入る。
　桑田町５ノ２の現場では、桂興産（東京都江戸川区）の施工で解体工事が進められ、12月末にも完了する予定。解体後の建設工事はホテル棟建設を先行する。周辺地区の状況から開発敷地内で建設ヤードなどを確保する見込みのため、ホテル棟の建設にめどがついてから賃貸マンションの新築工事に着手する運びとなりそう。
　設計はＩＡＯ竹田設計（大阪市西区）が担当している。
　アパグループでは、「アパホテル岡山駅前（３１５室）」の増築工事を17〜18年に熊谷組の施工で実施しており、「アパホテル倉敷駅前（２４６室）」と併せて好況なことから、今回は県内３件目のより大規模な複合施設を建設する。開発用地は日本郵政不動産から昨年８月に一般競争入札で取得、駅前地区の商業地域で好立地のため、開発詳細が注目されていた。

「提供:建通新聞社」