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　三重県建設産業活性化プラン検討会議のうち担い手確保・育成小委員会が11月２日に開催された。10月に開催された１回目に引続く議論の場となり、担い手確保のうちＵ・Ｉターン人材への働きかけ、労働環境の改善について意見が交わされた。
　Ｕ・Ｉターン人材については、空き家の提供のみならず、教育や仕事の場を提供し、不安材料がない環境を整えつつ、全国へ三重県の魅力発信を行ってはどうかといった意見があった。出身県へのＵターンで就職がきっかけとなるケースが多いというデータがある一方で、建設業への就職が少ない現状の紹介があり、打開策へ議論を深める必要性が感じられる場となった。
　労働環境の改善では、週休２日制が普及しはじめている反面、民間工事での休日労働に対する振替が担い手不足で行えない課題があることが挙げられた。建設ディレクターに関しても、施工体制台帳など今の現状ではできない、簡単なものしか任せられない現状の解消が求められるとした。
　担い手確保・育成小委員会が議論するのは、担い手の確保（教育機関・建設業界・行政の連携、生徒への魅力発信・動機付け、Ｕ・Ｉターン人材への働きかけ）と労働環境の改善（週休２日制の定着、施工管理の効率化・分業化、安全で快適な労働環境の実現、適正な利潤の確保・人材育成・福利厚生）。小委員会で出た意見を基に検討会議で議論を深めていく。