横浜市環境創造局は、三ツ沢公園の再整備に向け、公民連携手法の導入を検討しており、民間事業者に対してサウンディング型市場調査(対話)を実施する。対話結果を受けて、どういった形で公民連携を導入するか方向性をまとめる。
12月8日まで対話への参加を受け付け、11月30日〜12月13日に対話を実施する。
三ツ沢公園は、神奈川区三ツ沢西町3ノ1にある敷地面積約30fの運動公園。ニッパツ三ツ沢球技場をはじめ、▽陸上競技場▽補助陸上競技場▽テニスコート(18面)▽公園管理センター▽レストハウス▽青少年野外活動センター▽自由広場▽馬術練習場▽戦没者慰霊塔▽平沼記念体育館▽子供の遊び場▽野球場予定地―などがある。
サッカーやラグビーなどのスポーツチームが利用するニッパツ三ツ沢球技場が老朽化しているため、公園内の敷地を活用し、新たな球技場の整備を検討している。
これに向け、2022年12月に「三ツ沢公園再整備基本構想(案)」を策定。再整備の目的として、スポーツのできる公園を充実させることや、健康増進・地域の魅力づくりなどを示した。
再整備に向けた課題として、▽公民連携の取り組みを最大限に推進▽球技場建設に伴い影響を受ける施設の代替機能を確保▽桜の名所や緑豊かな環境の継承▽イベント開催時の交通誘導など周辺地域への配慮―の四つを挙げている。
対話では、新たな球技場の建設・運営手法、再整備の目的を達成するアイデア、四つの課題を解決する提案を求める。
これまでに、Jリーグの横浜FCの親会社であるONODERA GROUPが、新球技場を建設し、市に寄付する提案を行っていたが、事業採算性を検討した結果、提案を撤回している。
提供:建通新聞社