東近江市都市整備部は、八日市本町他地先での普通河川筏川(いかだがわ)河川改良工事の実施に向けて、このほど河川上部の市道稲荷線交差点改良詳細設計業務を発注した。担当は、潟Iースギ(彦根市)。履行期間(当初)は来年3月22日まで。
同業務は、2017年度(平成29年度)に行なった「筏川河川改良設計ほか委託業務」(担当=潟Lクチコンサルタント滋賀営業所)に基づき、筏川河川改修に合わせて行なう市道稲荷線と市道小脇上之町線との交差点改良の詳細設計を行なうとともに、工事に必要な詳細構造を経済的かつ合理的に設計し、工事発注に必要な図面、数量等の取りまとめ及び報告書を作成することが目的で、予備設計で確定していないもの又は変更の必要のあるものについては、詳細設計に反映できるよう整理する。
筏川は、市の中心市街地(八日市地区)を東西に流下し、都市下水道の機能を有する普通河川。市街地においては、上部空間を道路として利用するため、昭和初期に暗渠化されている。しかし、その暗渠は石積みによるもので、老朽箇所から順次改良工事が進められ、今回設計等を進めているのは、暗渠部分で未改修として残る最後の区間。
市道小脇上之町線と市道稲荷線との現・交差点部(道路下において中野大川と分流する箇所)を含む八日市本町他地先の延長約90bについて、現況断面を確保する高さ約1b、幅約3bのBOXカルバート工とする予定となっているが、高度な技術が要求される工事となるため、今回、上部の道路の交差点を西側へずらす案を検討するもの。
今後、設計協議や地元及び関係機関との協議を経て、早期の着工を目指して行く。
提供:滋賀産業新聞