白山市は、老朽化が著しい公民館について、建て替えなどの整備を順次進めている。旧耐震基準では、2024年度に改築を予定している中奥公民館が最後の施設となることから、今後は新耐震基準の公民館整備に移行していく格好だ。
市内28地区の公民館については、建築年次を考慮し、順次改築などの整備を行ってきた。来年度で旧耐震基準の施設整備にめどがつくため、残る新耐震基準の施設に対し、公共施設等個別施設計画に基づき適正な管理に努めるとともに、費用の効率性などを調査した上で最適な整備内容や時期などを決定する方針だ。今年4月1日現在で建設後40年超となっている新耐震基準の施設は、御手洗公民館(相川町地内)と石川公民館(源兵島町地内)が該当する。
老朽化が進む新耐震基準の公民館についても、安定した生涯学習機会提供のため、予防保全を原則とした整備を基本とする。
ただ、建設用地の必要性など諸条件を考慮すると、建て替えだけでなく、設備などを含む大規模改修での対応も視野に入れていくという。