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鹿児島建設新聞
2023/11/08

【鹿児島】出水市 道の駅「出水」/用地取得 来年度から本格化/25年度にも造成着手

 出水市の地域活性化施設(仮称・道の駅「出水」)整備の概要が分かった。南九州西回り自動車道(西回り道)の開通に合わせて開業を予定しているため、現時点でのスケジュール案なども提示。2024年度から、本格的に用地取得に取り掛かるほか、25年度には敷地造成およびアクセス道路となる市道平松上関外線や市道平松上広域線などの拡張に着手する。同市役所であった同整備に係る土地収用法に基づく事前説明会で明らかになった。
 説明会は、同市が整備予定地の用地取得を行うために、土地収用法に基づく事業認定を申請するために開いたもの。施設は西回り道の開通効果を地域全体に波及させる「地方創生拠点」、高速道路から直接アクセスできる利便性と機能性を生かした「防災・防疫拠点」となる施設整備を目指す。
 場所は、(仮称)出水北ICから鹿児島側に1・5q、出水ICから熊本側に3qの下鯖町地内の丘陵地。川内原発から半径30q圏外で、浸水の恐れがなく防災拠点に適した場所としている。敷地全体面積は約3・9ha。駐車場を下り線側および上り線側(小型車70台、大型車16台)、一般道側(小型車82台、大型車5台)を計画し、建築面積はその台数から、情報発信・休憩施設、トイレを約420u、地域振興施設を約1400uと算出している。
 現在、造成設計や事業手法としてPPP/PFI導入の可能性調査を進めており、現時点の計画では、2024〜25年度に事業者選定。26年度には施設整備設計を行うとともに着工を計画し、28年度の工事完了を見込んでいる。また、市道坪ノ下坂平松上線など3カ所の西回り道との交差部などにはボックスカルバートが計画され、24年度には西回り道を整備する八代国道河川事務所に委託して工事を進める。
 今後、県に事業認定の申請を行い、公告および縦覧を経て、順調にいけば申請から2〜3カ月後程度には告示される。


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