建設新聞社
2023/11/07
【東北・青森】弘前市が旧第一大成小跡地基本設計の委託者特定
弘前市は、「令和5年度旧第一大成小学校跡地整備工事基本設計業務」の委託者選定へ、公募型プロポーザルを進めた結果、AKBM設計JV(代表者=蟻塚学建築設計事務所、構成員=キタコン、バイオカルチュラル・デザイン、Meinhardt Japan)を最優秀者に選定した。評価点は77・0点(105点満点)。次点は八千代エンジニヤリング・Tetor設計JV。
プロポーザルには、4事業者が参加し、2日に第2次審査(プレゼンテーションおよびヒアリング)を行い選定した。事業費限度額は1343万円としており、今月中にも最優秀者と見積もり合わせを行い随意契約する予定だ。
同市土手町154の1ほか地内にある旧第一大成小学校は、中心市街地に位置し、まちづくりを進める上で重要な場所であることから、近接する旧弘前市立病院と合わせた利活用を計画。同病院は、弘前総合保健センターを軸とした健康・医療・福祉などの機能を持つ複合施設へ改修し、同校跡地は広場等として一体的に整備し、市民の健康寿命の延伸と中心市街地の賑わいの創出を目的とした「健康づくりのまちなか拠点」を目指す。
今回の業務では、同校跡地の既存建物解体後の敷地面積約1・67fに、広場等の外部空間を整備するため基本設計を行うもの。
要求水準書では、広場について、運動や軽スポーツ等などの活動や各種イベント開催が可能とするほか、災害時の避難場所としての規模、機能を配置。また、敷地内に一般車両(障害者用含む)200台、中型バス2台の駐車場を確保するほか、トイレ(1カ所以上)や東屋、水飲み場等の休憩所を設けることを求めている。
今後、基本設計がまとまるのを待って、2024年度の実施設計、25年度の着工、27年度頃の供用開始を目指す。
提供:建設新聞社