愛媛県土木部河川課は、10月16〜20日に実施した2023年度第4次災害査定の結果をまとめた。6月30日〜7月1日の梅雨前線豪雨と8月7〜11日の台風6号で被災した県内の公共土木施設が対象。四国中央市、松山市、伊予市、砥部町、久万高原町、大洲市、内子町、西予市、鬼北町の9市町で計88カ所の河川・砂防・道路の査定を受け、10億5400万円の復旧額が確定した。このうち県管理施設は51カ所で決定額は8億4600万円だった。各施設の管理者は、今後速やかに復旧工事の発注作業を進める。
県管理施設の事務所別箇所数(決定額)を見ると、四国中央土木では河川4カ所(2億4700万円)。中予地方局では河川5カ所(9600万円)、砂防設備6カ所(9900万円)。久万高原土木では砂防設備3カ所(3500万円)、道路2カ所(5600万円)。大洲土木では河川9カ所(5500万円)、砂防設備1カ所(1200万円)。西予土木で河川20カ所(2億4200万円)、砂防設備1カ所(400万円)をそれぞれ決定した。
また、市町管理施設の市町別箇所数(決定額)では、松山市で道路3カ所(1600万円)、砥部町で河川1カ所(1000万円)と道路9カ所(4800万円)、久万高原町で河川2カ所(1300万円)と道路10カ所(8400万円)、大洲市で道路9カ所(2600万円)、鬼北町で河川3カ所(1100万円)をそれぞれ決定した。
提供:建通新聞社